自動車部門向けの電子部品を製造するアメリカのメーカー、ビステオンは、ポルトガルのパルメラに2階建ての建物を10百万ユーロの投資で開設し、今後2年間で150以上の新しい雇用を創出することが期待されています。
パルメラ市議会は声明の中で、「新しいビステオンの施設は、車両のコックピット用電子製品の生産とコネクテッドカー向けソリューションのための技術への会社のコミットメントを強化する」と発表しました。
「この新しいスペースは、内部生産を通じて電動化分野により迅速に参入するための技術のレバレッジであり、会社が当市に引き続き投資しながら雇用を創出し、最先端の技術企業であり続けることを可能にする」と、ビステオンの副社長ジョアン・パウロ・リベイロは述べました。
パルメラにあるビステオンの工場は、自動車産業向けのシステムおよびコンポーネントを生産しており、主にオーディオコンポーネント、エアバッグ用電子制御モジュール、空調用スクロールコンプレッサー、計器パネル、気候制御モジュール、及び空気循環モジュール用のプラスチックコンポーネントを製造しています。
来年に向けて、同社は「コストを削減する」ことを目的とした太陽光発電所の拡張を進めることも発表し、「より軽いカーボンフットプリントを持ち、競争力を高める」ことを目指しています。この投資により、発電所の容量は880 KVAから1750 KVAに増加します。また、マグネシウム(チクソ)工場の拡張(1850m2)と塗装ユニットの設置(550m2)も計画されています。