ホンダは、ゼネラルモーターズが組み立てた電動クロスオーバー「アキュラ ZDX」の生産を終了し、米国における電気自動車の生産を制限する最新の自動車メーカーとなります。
「我々の製品ポートフォリオを需要のニーズや市場の状況、さらには長期的な戦略目標により適合させるために、アキュラ ZDXの生産を停止したことを確認いたします」とホンダは声明で述べ、テレビネットワーク「CNBC」に報じられました。
ゼネラルモーターズは2020年からホンダのプレミアムブランドのためにZDXを生産しており、両社の間で締結されたパートナーシップのもとで行われています。
ホンダの今回の決定は、米国の自動車業界が需要の減少により、新しい電動モデルや電動モビリティへの投資を遅らせたりキャンセルしたりしている時期に下されたものです。この需要の減少は、電気自動車への補助金の終了によって引き起こされています。
さらに、自動車業界は、米国のドナルド・トランプ大統領が電動モビリティへの移行が米国政府の優先事項ではないことを明言した後、状況が近い将来悪化することを予想しています。
最近のデータによれば、アキュラは今年の前半に10,335台の電気自動車を販売しており、これはブランドの米国における総販売量の約15%に相当します。