ポルシェは、四輪だけにとどまらない電動モビリティ戦略を進化させ続けています。オーストリアのレクリエーショナルボートメーカー、フラウシャーとのコラボレーションにより、ドイツのブランドは電動マカンターボとパワートレインを共有する新しい電動ボートを発表しました。
フラウシャー x ポルシェ 850 ファントムは、昨年両社が発表した850ファントムエアの改良版で、クローズドバウとコックピットを備え、今月1月にデュッセルドルフ国際ボートショーで発表される予定です。
しかし、同社はすでに25台限定のファーストエディションの予約を受け付けています。このファーストエディションは、オークグリーンメタリックネオの外装と、オレンジのステッチが施されたトリュフブラウンの内装を含む、ポルシェの色合いを取り入れています。
さらに、このフラウシャー x ポルシェ 850 ファントムには、ポルシェのステアリングホイール、ドイツブランドモデルに類似したインストゥルメントパネル、木製仕上げ、12インチのインフォテインメントシステム、前席の乗客用スクリーンが搭載されています。他のハイライトには、アンビエントLED照明、後部の水中ライト、Bluetooth接続のオーディオシステムが含まれています。
この100%電動ボートは全長8.67メートルで、544馬力の電動モーターを駆動する100 kWhのバッテリーを搭載しており、約49ノット(90 km/h)の速度に達することができます。フラウシャーは、この完全電動ボートの航続距離が41 km/hの巡航速度で45 kmであることを明らかにしました。
「私たちのスポーツカーと同様に、このボートはユニークな体験と並外れた性能を提供します。革新的で強力な推進システムを備えたスリークな『デイクルーザー』として、海洋の世界に新しい基準を設定します」と、ポルシェAGの副社長兼経営幹部のルッツ・メシュケは述べました。
ちなみに、新しいフラウシャー x ポルシェ 850 ファントムは、ポルシェ マカン ターボよりもかなり高価で、価格は€572,934から始まります。