2025年の初めに、ソニーとホンダのコラボレーションから生まれた合弁会社ソニー・ホンダ・モビリティは、アメリカ・ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、来年市場に投入される予定の100%電動セダン「アフィーラ」のアップデート版を披露しました。
現在、ソニーはアフィーラの生産開始を見越して、アメリカ・オハイオ州イーストリバティのホンダ工場でのプレプロダクションテストがすでに始まったことを発表しました。
「ホンダの経験とソニー・ホンダ・モビリティの追加品質基準を活用することで、アフィーラのデザインを卓越した精度と洗練された品質で提供することにコミットしています。このビジョンに向けた旅はすでにオハイオで始まっています。」と、ソニー・ホンダ・モビリティ・オブ・アメリカの社長兼CEOである山口周吾氏は述べました。
プレプロダクションテストの段階では、エンジニアリングチームが部品の互換性、組み立ての精度、塗装の品質をテストし、来年の生産開始に向けてすべてが準備できるようにしています。
ホンダによると、テストから得られた情報はすでにAfeelaの改善に役立っており、オハイオの工場は100%電動モデルの生産を受け入れる準備が進められています。
Afeelaの長さは4915 mm、ホイールベースは3000 mmであることがすでに知られています。さらに、カメラ、Lidar、レーダー、超音波の40のセンサーが搭載されています。センサーデータを処理する制御ユニットの計算能力は800 TOPSであり、高度な運転支援システム(ADAS)を制御するために人工知能アルゴリズムを使用しています。
Afeelaは最先端のインフォテインメントシステムも備えており、QualcommがSnapdragonチップを担当し、Epic GamesがUnreal Engineのグラフィカルインターフェースを担当して新しいソリューションの創造に寄与しています。
パワートレインに関しては、Afeelaは各アクスルに1つずつ、合計2つの電動モーターを使用しており、各モーターは245 hpを発揮します。91 kWhのリチウムイオンバッテリーによって駆動されますが、150 kWまで充電可能なバッテリーによる航続距離は明らかにされていません。