三菱自動車株式会社は、瀋陽宇宙三菱エンジン製造有限公司(瀋陽宇宙三菱)との合弁契約の終了を発表し、日本の自動車メーカーが中国の自動車市場から完全に撤退することを示しました。
この決定は、2023年における現地自動車生産の終了を受けており、新エネルギー車への移行が急速に進む中国市場における三菱の戦略的撤退を示しています。
1997年8月に設立された瀋陽宇宙三菱は、中国における三菱の戦略の柱であり、日本ブランドの車両やさまざまな中国ブランドのためのエンジンを製造していました。
1998年に運営を開始したこの合弁事業は、三菱の現地組立ラインや他のメーカーのために、重要な動力伝達システムの部品を提供していました。しかし、2025年7月2日には、三菱自動車と三菱商事が株主として退出した後、正式に瀋陽国清電力科技有限公司に改名されました。
三菱自動車は声明の中で、「中国の自動車産業の急速な変革」を合弁終了の主な理由として挙げ、地域の優先事項の戦略的再評価が必要であると述べました。