世界最大の電気自動車用バッテリー製造業者であるCATLは、バッテリー交換技術をヨーロッパに拡大することを検討しています。
中国企業のディレクター、江莉(Jiang Li)は、「フィナンシャル・タイムズ」とのインタビューで、電気自動車のバッテリー交換ステーションのネットワークが、バッテリーをより安価で耐久性のあるものにするためにヨーロッパで「巨大な潜在能力」を持っていると述べました。同氏によれば、CATLはすでに自動車業界の欧州企業との間でこの技術の利用について話し合っています。
中国では、バッテリー交換ネットワークが2025年末までに乗用車用の1,000ステーションに成長することが期待されており、さらに電気大型車両用に300ステーションが追加されることも注目に値します。
CATLは、パートナーと協力して今後3年間で中国に10,000のバッテリー交換ステーションを建設することを見込んでいます。
この技術はすでに中国で広く使用されていますが、インフラへの高い投資が必要なため、ヨーロッパではまだ普及していません。ただし、自動車メーカーのNioはすでにヨーロッパで60のバッテリーステーションを運営しています。
しかし、CATLは今、欧州連合の規制を利用して新たな推進力をもたらす可能性があります。これにより、中国企業は欧州企業との協力を求められています。江莉は「私たちは特に研究開発において協力にオープンです」と述べました。