アウディは、2024年に世界中で約170万台の車両を納入し、そのうち164,000台以上が完全電動モデルであったと発表しました。これらの数字は、2023年と比較して、全体で約12%(完全電動モデルでは8%)の減少を示しています。
ドイツの自動車メーカーは、車両の納入の減少は、厳しい経済状況、高度な競争市場、部品の供給制限に起因していると付け加えました。さらに、新製品ラインの影響が世界的な販売量に徐々に現れてきていると述べています。
「世界的な経済の不確実性と競争の激化は、昨年も顕著でした。これらの課題にもかかわらず、私たちは長期的な目標を達成できると確信しています。明確な製品および技術計画を持つアウディは、2024年と2025年に20以上の新モデルを投入し、体系的にラインアップを刷新しています。」とアウディのCEO、ゲルノット・デールナーは述べました。
インゴルシュタットブランドは、電動モデルの中でも特にアウディ Q4 e-tronの需要が強く、世界中で約108,000台が納入されたことを明らかにしました。新型アウディ Q6 e-tronは、第三四半期に市場投入されて以来、ほぼ15,000台の納入を記録しています。
完全電動モデルに加えて、アウディ Q5(298,000台)、アウディ A6(244,000台)、アウディ Q3(215,000台)の販売も目立ちました。
ハイライトはアウディ スポーツにもあり、2024年に世界中で41,000台以上の高性能車両を納入し、約14%の減少となりました。アメリカでは、アウディ スポーツモデルが9,000台以上の納入を記録し、過去最高の結果を達成しました。
ドイツを除くヨーロッパでは、約466,000台の車両が納車され、前年よりほぼ6%減少しました。しかし、電気自動車の台数は81,000台をわずかに下回り(+6%)、ヨーロッパで最も人気のあるモデルは、アウディ A3(84,000台)、アウディ Q3(79,000台)、アウディ Q4 e-tron(57,000台)でした。
ポルトガルでは、アウディが合計4,684台を販売し、e-tronシリーズ(100%電動モデル)がブランドの総販売の33%を占めました。電動化製品(BEVおよびPHEV)としては、アウディは合計2,721台を納車し、ポルトガルにおけるアウディの総販売の58%を占めました。