オフロードモデルを専門とし、すでにメルセデス・ベンツのGクラスを生産しているマグナ・シュタイアは、エクスパンと広汽グループとともに、オーストリアで電気自動車を組み立てる契約を締結する準備を進めています。
オーストリアの新聞「クライネ・ツァイトゥング」によれば、6月にも契約が締結される可能性があり、これにより中国のメーカーは、2024年10月から中国で製造された電気自動車に対して欧州連合が課す高額な追加関税を回避できるようになります。
同時に、これらの2つの契約は、マグナ・インターナショナルの契約車両製造部門であるマグナ・シュタイアに新たなビジネスチャンスをもたらし、会社の将来にとって不可欠なものとなります。
グラーツにあるマグナ・シュタイアの工場は、年間生産能力が約20万台で、さまざまなブランドの車両を400万台以上生産しています。
しかし、BMWやトヨタからのZ4およびGRスープラの生産に関する現在の契約が終了に近づいているため、マグナは業務を維持するために新しいクライアントを探しています。